医療・食品ブログ

はじめまして、医療関係者のシンイチと申します。当ブログでは医療・食品をメインに書いていきたいと思います。

ニューキノロン系抗菌薬(抗生剤)の重篤な副作用

こんにちは、シンイチです。

第4回目は
引き続き抗菌薬(抗生剤)について書いていこ
うと思います。

抗菌薬は種々の微生物に対して、
それぞれ使用する抗菌薬が違います。

大まかな分類としては、

静菌的に細菌の増殖を抑える作用がある、
マクロライド系薬、テトラサイクリン系薬や

殺菌的に細菌を死滅させる働きがある、
ニューキノロン系薬、セフェム系

などがあります。

ここでは特にニューキノロン系抗菌薬について
お話していきたいと思います。

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みなさんはFDAはご存知でしょうか?

これはアメリカ食品医薬品局の略称であり、
日本でいうところの厚生労働省にあたります。

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FDAでは、2013年からニューキノロン系抗菌薬に対して強い警告を出しています。

内容としては、
2003年以降の副作用事例が蓄積しており、

全身用フルオロキノロンニューキノロン)系抗菌薬は、腱、筋肉、関節、末梢神経系
中枢神経系に永続性となり得る活動・動作障害の副作用が発現することと関連があるとしてい
ます。

また、一人の患者で複数の副作用が発現する可能性があり、FDAでは最も強い警告である枠組み警告に改訂しています。

FDAはニューキノロン系抗菌薬は上記のような副作用のリスクがベネフィットを上回って
いるため、第1選択薬として使用すべきではな
いとしています。

副作用事例としては、
1997年から2015年までの調査から、不可逆的となり得る活動・動作障害の有害反応報告が178例あり、症状も手足のしびれや痛みなどの末梢神経障害、腱炎、腱断裂、胸痛、腹痛、関節痛と様々で、最も多く報告されているのは長期的な疼痛(97%)です。

さらに、症状の出現としては、抗がん剤のように用量依存せず、たった1日や3日、1週間程度の期間服用しただけで現れているケースが多く
あります。

有害反応の平均的な持続期間は14か月であり、最長期間は9年です。

また、これは特に重い症例を対象としていて、米国では2万人以上の副作用報告があると言わ
れています。

下記URLから一般の人からの副作用報告を確認できます。

日本では、ニューキノロン系抗菌薬は、
現在も当たり前のように第1選択薬として使わ
れています。

みなさんも一度は病院でクラビット(レボフロキサシン)のようなニューキノロン系抗菌薬を
処方されたことがあるとおもいます。

この背景には、医師がFDAの警告を知らずに処方していることがあげられます。

一般的に、医師は日本の医薬品の添付文書に沿って処方していますが、医薬品に問題がある場合は厚生省から全国の医師にイエローレターが
配布されます。
(医師免許は更新制ではないので、多くの医師は率先して勉強しようとはせず、論文はおろか医薬添付文書すら把握していないことがあります)

しかし、2018年の治療薬の本をみても、重大な
副作用としての記載はありません。

ここからは個人的な見解になりますが、
厚生省と製薬会社はいわゆる天下りの関係にあることは以前から言われています。

このことから、諸外国では認可されないようなイレッサなどの危険な薬が、日本では容易に認可されるという現実があります。

ニューキノロン系抗菌薬は今でもファーストチョイスで使用される薬であり、
もっとも利益をあげられる薬ともいえます。

そうした背景が、厚生省がFDAの警告を無視し続ける理由にあるのだと個人的には思います。

厚生省がFDAの記事を知らないわけがないので。

僕はこの薬で全身電撃痛になり、今も回復していない人をしっています。

また僕自身も、クラビットによって神経障害になりました。

本当に幸運なことに、いまは7割以上回復しています。

副作用が現れたときは、症状は手足や胸、腹、顔、目、耳など多岐にわたる疼痛があり、
その年は寝たきりみたいになってました笑

でも、今は頑張って回復してくれた自分の体に 
感謝しています。

また、支えてくれた家族や恋人に本当に感謝しています。

この薬害による副作用は、残念ながら治療法が
ありません。

僕は当時、解毒や神経修復のためにビタミン療法を行っていましたが、
これは治療というよりかは食事から摂取できるものです。
しかし効果はあったと思います。

現在の医療というものは、如何に医療が進んだからこれだけ平均寿命がのびたとか、あの手この手を使って謳っていますが、実際は医療は進歩していません。
医療機器が進歩しました笑

治療ができず、検査もできないような副作用がある薬が市場で出回っていることにとても遺憾に思います。

みなさんもどうか、知ってください。
調べてください。

医療という権威は確かに頼りたくなります 。
しかし、権威は助けてくれません。

自分を守れるのは自分だけです。