医療・食品ブログ

はじめまして、医療関係者のシンイチと申します。当ブログでは医療・食品をメインに書いていきたいと思います。

砂糖も遺伝子組み換え?

こんにちは、シンイチです。

第9回目は、
砂糖について書いていこうと思います。

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砂糖は主にテンサイ(砂糖大根)やサトウキビから製糖されたものになります。

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食品の原材料には「砂糖」と表記されていますが、砂糖は加工食品のため、
遺伝子組み換えかどうかの表示義務はありません。

そのため、この砂糖はテンサイ(遺伝子組み換え)由来なのか、サトウキビ由来なのか判断することができません。

農林水産省のデータでは、
日本で消費される砂糖の量は年間約210万トンで、約4割は国産のテンサイとサトウキビ、
約6割は海外から輸入された原料糖が利用され
ています。

※原料糖とはサトウキビやテンサイのしぼり汁を煮詰めて不純物を取り除き、
遠心分離で蜜分と結晶に分けた際の結晶成分(原料糖)

また、国産原料の割合はテンサイ由来が約8割(北海道)、さとうきび由来が約2割(沖縄)
になります。

世界的には生産される砂糖はサトウキビ由来が約6割、テンサイ由来が約4割です。

国産のテンサイやさとうきびは遺伝子組み換えではないので、国産の砂糖は安全です。
しかし、スーパーで販売されている多くの安価な砂糖は、海外産のテンサイ(遺伝子組み換え)を使用している可能性が高いです。
三井製糖の上白糖はさとうきび由来になります。)

例えば、プリンや食パンの原材料に砂糖が入っていますが、
これがサトウキビ由来の砂糖かテンサイ由来の砂糖かは直接食品メーカーに問い合わせてみないとわからない状態です。

GMコーン由来の異性化糖を避けていても、じつはテンサイ由来の砂糖を摂取していた、なんてこともあります(はい僕です)

遺伝子組み換え食品の怖いところは、急性的な中毒症状が現れにくいことです。
中期・長期的に摂取した際に何が起きるかわからず、疫学的に調査することは不可能です。
(病気は食物以外にストレスや環境(ホルモン)、体質、加齢などの因子が複雑に絡み合って起きる現象だからです)

以前にもお話したのですが、食べ物は人が生まれてから死ぬまでに一番体に影響を与える要素です。
そのため、一番お金をかけなければいけない部分だと思います

もし砂糖を購入する際は、
なるべく国産の砂糖、できればオーガニックの砂糖を購入することをおすすめします。